当願暮当の物語

当願堂桓武天皇(781~806)の頃、志度に住んでいた当願と暮当という猟師兄弟の物語。
志度寺修復の落慶供養の法会の席に仕事を休んで連なった、当願は、経文が読まれている最中ふと猟に出かけた暮当のことを思いました。「どこかで大きな獲物と射止めただろうか。」すると突然口が利けなくなり、立ち上がることも出来なくなりました。そして当願の身体は蛇に変わってしまいました。

法会の席で邪心を起こした咎めと知った暮当は、蛇の姿となった当願を満濃池に放してやりました。ある日、暮当が池に当願を訪ねると、世話になったお礼にと自分の左目を手渡し、「この目玉を壷に入れておくと美味しい酒になる」と伝えました。暮当が言われたとおりにすると本当に美味しい酒が出来、その酒を売って暮当の商いは繁盛しました。

それを聞いた国司は無理矢理に当願の両目を差し出すように命じました。そして、最後には当願の両目は、宇佐八幡宮に奉納されたといわれています。当願はいま、大槌、小槌の海の中に棲み、旱魃に雨乞いすると聞き届けてくれると伝えられています。

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