寺・神社

四国霊場86番札所 志度寺

清閑な境内に幾年月もの時を織り込んだ名刹・志度寺。高松藩主松平頼重公によって作られた本堂や、朱塗りで高さが33メートルの五重塔があるほか、仁王門の両脇には運慶作の木造金剛力士像がまつられています。また、国内でも珍しい曲水式庭園や海女の玉取り物語の情景を表した無染庭などもあります。

四国霊場87番札所 長尾寺

お観音さんの愛称で親しまれている長尾寺。門前にある「経憧」(きょうどう)は、国の重要文化財に指定され、鎌倉時代から栄えた名刹を物語っています。また、静御前が、悲恋の末、母・磯禅尼(いそのぜんに)と共にふるさとに帰り長尾寺で得度した話は有名で、静の剃髪塚(ていはつづか)などがまつられています。

四国霊場88番札所 大窪寺

四国遍路を締めくくる結願の寺、大窪寺。標高776メートルの女体山のふもとにあり、本堂とそれに続く二重多宝塔が静かなたたずまいを見せています。本堂の横には、無事に長旅を終えたお遍路さんたちの菅笠(すげがさ)や金剛杖などが奉納されており、大護摩により供養されます。